一級建築士製図試験の合格要因を徹底分析~エクセルを用いた分析ツールの紹介

ユーザープランニング

 一級建築士製図試験が不合格となった方は、まず最初にやるべきことは、自分が不合格になった原因を探ることから始めります。
 一体どの部分が試験管に受け入れられなかったのか、どの部分が合格者と違ったのか。
この製図試験は学科と違って明確な答えが無く、大体の方が自分が不合格となった原因が分からないまま翌年に向けて勉強を進めてしまいます。
 私は角落ち(3年連続不合格)を経験してますが(;゚Д゚)、角落ちした時に金銭面で独学に切り替えて「ウラ指導」さんの勉強法に切り替えました。そして、4回目の製図試験でユーザープランニングという他受験生の図面をたくさん集めるツールを知りました。

 ただ4回目・5回目の時はただ何となく「ああランク1の図面はこんな感じか~ランク3はこんな感じか~(*´ω`*)」程度にしか見てませんでした
(その結果わけも分からずに不合格(´Д⊂ヽ)
 そこで、「ただ図面を何となく見るのじゃなく、何がどう違うのかを具体的にして、不合格要因を明確にしよう」と思い立ち、他図面を一枚一枚添削してからエクセルに内容を落とし込んで徹底分析することにしました。
 そうすることで見えなかったものがやっと具体的に見えた感じがしました。

結局この試験は課題条件を守るだけでは合格できない。建築的常識を持ったプランニングでなければ、いくら課題条件を守っても合格できないことをやっとのことで知ることができました。以下に、私が当時作成したエクセル図面分析ツールを配布します。
当時はマクロや関数を組んでる余裕が無かったので、もっと単純なものでしたが、これから受験される方には効率的に分析していただきたいので、できるだけ使いやすく改良したつもりです。是非役立ててください。

[sdm_download id=”250″ fancy=”1″ button_text=”分析ツール(Exel)ダウンロード”]

エクセル分析ツールの使い方

 では早速エクセル分析ツールを開いてみて、まずは図面の添削項目の設定から始めます。「図面項目設定」シートにて課題条件・合格基準にかかわる要素・自身で気付いた添削要素等を枠内に入力していきます。100項目まで設定できます。
 (枠をずらしたりするとマクロが崩れるので列・行の挿入はシート保護を掛けていますのでご了承ください。) また添削項目の設定にはユーザープランニングで配布されている「自己添削ガイド」を参考にすると便利です。
 入力が終わったら枠の下の「図面添削項目登録」ボタンをクリックします。クリックすると確認のダイアログが表示されるので「はい(Y)」を選択してください。

[sdm_download id=”141″ fancy=”0″ button_text=”平成30年度自己添削ガイドダウンロード”]

「図面添削項目登録」ボタン をクリックすると「Ⅰ図面」「Ⅱ図面」「Ⅲ図面」シートに設定した添削項目がコピペされます。

 次は各ランク別「Ⅰ図面」「Ⅱ図面」「Ⅲ図面」シート に添削内容を落とし込んでいきます。先ずランクⅠの図面のユープラ図面番号を 「Ⅰ図面」 シートの下図オレンジ枠に入力していきます。ランクⅡには「Ⅱ図面」シートで、ランクⅢでは 「Ⅲ図面」 シートにて同様の入力します。行数が足りなくなったら挿入で増やしてください。(添削項目(列)は挿入で増やすことはできません。)
 次に図面番号毎に添削項目に該当した箇所にチェック(レ)を入れていきます。チェックはマスをダブルクリックすることで表示・非表示を切り替えられます。チェックの数は最下の合計行に表示されます。独自に気付いたことがあれば右クリックでコメント追加もできます。添削項目毎に何番の図面が該当したかをフィルター機能で絞りこみもできます。(他図面との比較を図る)添削内容を全て入力し終えたら右上の「図面添削集計表に反映」ボタンをクリックしてください。「図面添削項目登録」ボタン 同様に確認ダイアログが出るので「はい(Y)」をクリックしてください。

「Ⅰ図面」でシート 「図面添削集計表に反映」ボタンをクリック すると「図面集計結果」シートの添削項目表のⅠ枠に「Ⅰ図面」シートに 各添削項目チェック数と添削図面数が反映されます。また 添削図面枚数に対するチェック数の割合( 各添削項目チェック数 / 添削図面枚数 )も表示されます。「Ⅱ図面」 「Ⅲ図面」 シートも同様に各々Ⅱ枠・Ⅲ枠内にそれぞれ反映されます。この集計表によって各ランク別にどのようなミスがどのくらい多かったのかが分かります。
 この表によってどのようなミスがランク1でも多くて( 減点度合いが低い可能性大)、どのようなミスがランクⅡ・Ⅲに著しく多い(減点度合いが高い可能性大)のかを確認してください。

 作図の添削・集計の次は要点記述の添削に入るわけですが、添削・集計方法は図面と
同様です。「記述項目設定」シートにて要点記述の問題の内容を入力します。50問まで入力可能です。問題の入力が終わったら、「要点記述添削項目登録」ボタンをクリックします。確認ダイアログでは「はい(Y)」を押してください。

 図面の時と同様に設置した問題内容が「Ⅰ記述」 「Ⅱ記述」「Ⅲ記述」 シート にコピペされます。 「Ⅰ記述」 「Ⅱ記述」「Ⅲ記述」 シートの添削内容の入力方法は作図と全く同じなので省略します。添削内容の入力が終わったら右上の「要点記述添削集計表に反映」ボタンをクリックしてください。確認ダイアログでは「はい(Y)」をクリックしてください。

作図同様に「記述集計結果」に反映されますので、ランク別にどのくらいのミスでまた補足図を書かなければ不合格となってしまうのか把握する為の目安としてください。

以上でツールの説明を終わります。
マクロと関数に影響を及ぼす箇所にはシート保護を掛けてますが、特にパスワードはかけてないので必要に応じてシート保護を解除して、自身が使用しやすいようにカスタマイズしてください。
 とはいうものの、一人で添削するのは時間も手間も膨大にかかります。どれくらいの図面を添削するかは自身の時間と相談してください。筆者は50枚ほど添削すれば十分と思ってます。もし可能であれば受験仲間を見つけて共同で作業分担していくのも一つの手ですね。

 自身の不合格原因とこの試験の合格要因を把握したうえで、次こそは合格を勝ち取ってください。

次の記事では平成30年度本試験「健康づくりのためのスポーツセンター」の内容を解説していきます。その次に平成30年度本試験のエクセルを用いた分析内容を解説していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました